不動の滝(桜井市八井内)


不動の滝のある八井内(やいない)は桜井市内から吉野に抜ける県道37号線沿いにある集落です。藤原鎌足を祀る談山神社のある多武峯の東側に位置します。

大和川の支流である寺川の 二つの沢の出会いにかかる5~6mの落差を持つ滝です。大きな滝ではありませんが四季の移り変わりとともに美しい景観を楽しめます。

この不動の滝に隣接して破(わ)れ不動尊があります。

 


破(わ)れ不動尊は、写真のような幅約3m、高さ約2.4mの巨石です。花崗岩の北面に石仏が刻まれています。像の高さは約1m、像に向かって右側に「賢長」の陰刻がありますが年記はありません。様式から室町時代末期の作と考えられています。

この巨石の背後に、まるで刀で切ったように両断された割れ目がひときわ目をひきます。伝承によると慶長13年4月談山が鳴動した時に破裂したものと伝えられています。一見の価値のある隠れスポットです。また同じ敷地内には湯川秀樹氏揮毫の万葉歌碑もありますのでお見逃しなく。